谷川
天神尾根～谷川岳
2022年12月21日(水)
メンバー 小松丈輔
年内最後の山行は谷川岳に登って雪山シーズンの慣らしをすることにした。
始発電車で土合…ではなく湯檜曽駅で下車。3分後にやってくるバスでロープウェイ駅へワープする。こうすると土合駅の長い階段を登らなくていいし、ロープウェイ駅まで歩かなくていい。さらにはロープウェイで天神平までワープ。自宅のドアを出てから、ほとんど歩かずに天神平に立っている不思議。
装備を整えて出発。アイゼン＆ストックとした。先行パーティはスノーボードを背負った若者達で、トレースをさらに強固にしてくれている。天神尾根に乗ると反対側の眺望が開け、今日の山行が正解だったと確信する。青空と白い稜線。あっという間に熊穴沢避難小屋。先行パーティが休憩していて賑やかだ。
小屋から先、標高が少しずつ上がるに従って眺望も一段と素晴らしく、左手には爼嵓山陵、右手には西黒尾根の向こうに白毛門〜笠ヶ岳～朝日岳への山陵、正面には肩の小屋からの大斜面が広がってくる。広い斜面を前にコツコツと高度を稼ぎ、肩の小屋になんとか正午前に到着した。風が強い。
小屋の裏に回って風を凌いで何か食べようと思ったが、どこもかしこも風が吹き抜け休憩もままならない。とりあえず今日の目標を達成すべくオキノ耳まで行ってしまうことにした。30分かけてオキノ耳。風は強いが天気は良く、サイコーの眺めだった。俎嵓の裏側～万太郎山への稜線が輝いている。写真をバチバチ撮って早々に退散。トマノ耳を踏んで肩の小屋に戻った。下を見ると登山者が続々と登ってくる。
さて下山だ。帰路はのんびり。すれ違う人に「山頂まであと何分くらい？」とか結構聞かれた。頑張れー。風の納まった熊穴沢避難小屋前の陽だまりでゆったり昼ごはん。箱からケーキを出して何かを祝ってる中年カップル(ご夫婦？)がいた。風が無いと全てが良い方向に進んでいくようだ。
天神平には14時着。予報通り雲が出て、谷川岳方向はすでにどんよりとしている。ここはすでに安全圏。ロープウェイで降り、電車の時間に合わせて時間調整しつつ、土合駅へと歩いた。(記.小松)
◇コースタイム 谷川岳ロープウェイ駅8:58〜天神平発9:30〜熊穴沢避難小屋10:15〜肩の小屋11:40〜オキノ耳12:10〜トマの耳12:32〜肩の小屋12:45〜熊穴沢避難小屋13:16〜天神平14:10〜ロープウェイ駅〜土合駅
◇地形図 「水上」「茂倉岳」