那須連峰

鎌房山~大白森山

2019年2月23日

小松丈輔、西嶋敏也

 

♪落ちては溶ける粉雪みたい 止まらない想い♪

 鎌房山、大白森山。永年、行きたかった山だが、もうすでに「さわね」で行っている山だった。

 今回、一緒に行ってくれる人もいないだろうと思ったが、小松さんが再度行きたいという事で付き合ってくれることになった。

 新白河でレンタカーを借りて、羽鳥湖スノーリゾートへ。

 スキー場の駐車場で支度をして、第5クワッドリフトでゲレンデトップまで上がる。ここからが今日の本当のスタートだ。

 鎌房山、大白森山は心情的には「南会津の山」と言いたいが、天栄村は厳密に言うと中通り地方だ。那須連峰としたのは「日本登山大系」にならった。

 スタートからは少しの間、灌木の藪をこいで防火帯に出る。

 防火帯を辿ってアンテナ施設へ向かう。すぐ近くかと思っていたが思いの他遠く感じる。

 鎌房山への尾根に上がると三本槍方面が見えて来るが今日の山頂は雲の中だ。

 やっとの思いで鎌房山山頂に着く。風が強いので証拠写真を撮って大白森山へ向かう。

 鎌房山山頂からは大きく鞍部に下る。登り返しの事を考えると快適さも半分に感じる。

 鞍部付近はブナの森で一息ついた。

♪陽だまりみたいな その笑顔  生きる道を照らしてくれました♪

大白森山への登り返しを始める。木々は低くなり、展望が良くなる。頭上では晴れと曇りが陣地争いをしている。手に取るように見える甲子山と旭岳は太陽の光を浴びだしている。

 大白森山の肩に上がる処が結構急な斜面だ。そこでスキーヤーに会う。少し話をさせてもらって別れる。

 アイゼンを付けた方が楽だったかもしれないがワカンで通し切る。

 肩からは緩く下って登り返すと山頂だ。素晴らしい眺めだ!

 小白森山やその奥には二岐山が見える。二岐山を見ると懐かしく、何故か涙が出て来る。

 この地域にはまだボクらの思い出が遊んでいるのだ。

♪愛さなくていいから 遠くで見守ってて 

強がってるんだよ でも繋がってたいんだよ♪ 

 ゆっくり展望を楽しみたいが、こちらも風が強いので証拠写真を撮って下山にかかる。

 鎌房山の登り返しとスキー場を歩いての下降がつらかった。

♪あなたが まだ好きだから♪

※♪内:福山雅治さん「最愛」

記:西嶋敏也

■タイム ゲレンデトップ1005-鎌房山1110-大白森山-13051308-鎌房山1426-ゲレンデテール1550

 

■地形図 「甲子山」「新甲子」

二岐山と小白森山。この地域はやはり好きだ。

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