大菩薩
葛野川小金沢本谷下部～深入沢（転進）
2017年8月10 日
メンバー 小松丈輔・松尾文子
夏空の下、小金沢で水泳遡行をしようと準備万端で現地に行ってみたものの、2日前に抜けた台風の爪痕生々しく、まずは大月駅前の岩殿山崩落による土砂崩れで国道迂回。途中に見える葛野川は茶色の泥水濁流。辿り着いた深城ダムは東南アジアのどっかの大河のようなだだ濁り。それでも悪条件を認めたくないばかりに｢とりあえず流れが見えるとこまで行ってみようか…｣と、いま考えれば可笑しな思考回路が発動してしまい、ウエット&ライフジャケットを着込んで出発したものの、増水の小金沢を2度3度徒渉しただけで怖じ気づき、本谷遡行は打ち切りました。行き場を失くした感情のくすぶりをいさめるべく、｢徒渉の練習｣ということで下流に向かって散策下降なぞして第一堰堤まで到達。証拠写真撮影の後、林道に上がってクルマに戻りました。
まだ10時半…天気も悪くはないので、当初相談していた深入沢に入ることにした。松尾さんは2回目、僕は初めての入渓。少し水量が多いせいで滝の見栄えも良く、時折陽も射し、思いのほか楽しめた。適当なところで下降するつもりだったが、結局750ｍ付近まで遡行し、二又を左に取り深入沢右岸尾根に詰め上げた。尾根上に道らしい道は無いが、藪も無く歩きやすい尾根を地図読み下降（といっても最近はスマホGPSを見ることが多くなったが…）。最後の最後、林道を目の前にして法面上部の金網が延々張り巡らされており、降りるに降りられないピンチに合うが、運よく僅かな切れ目から懸垂で林道に着地した。降り出した雨の中、徒歩５分にて深城ダムの駐車場に戻った。（感想文 記.小松）
◇コースタイム
第一部）小金沢公園発9:07～林道待避所No.4より下降9:39～第一堰堤10:30～林道待避所No.1へ上がる10:40
第二部）深城ダム駐車場発11:05～深入橋11:09～深入沢遡行～以後記録ナシ
◇地形図 「七保」