前日光
神子内川黒沢右俣～左俣（下降）
２０１６年５月２１日
小松丈輔、山田美恵子、松井利春、堤弘美、西嶋敏也
熊本地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災された地域の皆様に心からお見舞い申し上げます。
神子内川を訪れるのは今年２回目だ。
今年は雪が少なかったので充分この流域にも入れる。
２０１４年にケヤキ（手焼）沢と個人的に焼山沢右俣（仮称）入っている。そして、ついこの前、焼山沢左俣（仮称）に個人的に入った。そんな中で黒沢に行こうとタウンミーティング（さわねの酒呑み会）で決まり、出かけることに成った。
右俣遡行の左俣下降で行こうという事になる。大人数なので前半部の滝の処理に意外と時間がかかるが、上部は割と平凡で、「最悪の設定時間」よりは早くに遡行が出来た。
奥の二俣は複雑で実際は変則五又位に見える。そこで入る沢を間違え、尾根に上がり、登山道を目指すことにする。
上がった尾根が素晴らしい尾根だった。シロヤシオとミツバツツジのトンネルを行く。まるで夢の中を歩いている様だ。
寒気が入っているのか、標高の所為か、冷たい風が吹き始める。
きつくきつく目を閉じても見えてしまう 君の形に切りとられた僕の影
何もかもはさらえきれない 風は弱く震えて もつれながら僕にまとわりつく
このままひとりで君と歩いたやさしい記憶に埋もれながら
明けない空の下 幻と眠っている
重ねた想いが擦り切れるまで吹き付ける風に身体預け
息をつめたまま うつろうまま夢を見ているよ
「駐車場を見ても意味がない」という事で、尾根を最後まで上がるのをやめて、登山道までトラバースし、左俣下降点まで登山道で降りて行く。
左俣下降は特に難しい所も無く順調に下降して行く。三段大滝は思ったより大きくはなく、ちょっとがっかりした。
二俣下の滝からは左岸の踏み跡を辿って林道に出る。
帰りはやしおの湯に入り、東武日光駅前の「梵天」で全員参加の反省会。失礼ながら麺類は食べた事は無いが、この「梵天」、つまみもすごくおいしい。
（記：西嶋敏也）
◆タイム 黒沢林道ゲート9:20～(林道)～黒沢入渓9:35～(遡行)～H890二俣10:25～(右俣)～H1580付近尾根14:00/14:10～(登山道)～H1450左俣下降点14:30～(左俣下降)～H890二俣17:05～(仕事道)～黒沢林道ゲート17:35着
（時間記録：山田美恵子）
◆地形図 「中禅寺湖」
ゴシック部分：ルルティア「幻惑の風」