上州
三峰山（中退）
２０１４年１２月２８日
小松丈輔、西嶋敏也
何もない碧空だった。再び雪の上を歩ける事が本当にうれしかった。
竜谷寺の先の登山口から歩き始めた、僕らの足元の雪はわずかな積雪で、ツボ足で歩ける程だった。所々、夏道も露出していて山頂までは差ほど時間はかからないだろうと考えていた。
つづら折りの急坂を上り詰めると林道にぶつかる。その林道を少し辿れば河内神社に着く。
神社に今回の登山の安全と世界平和をお祈りし、１本取ってから再び歩き始める。
積雪が急に深くなり、ＦＭ・尾瀬の電波塔の処でワカンを着ける。それでもくるぶしの上位までは沈んでしまう。
河内神社まで登ってしまえば山頂までの標高差はわずかであるのに、なぜか、進めば進むほど積雪は多くなってくる。標高１０８８ｍピーク付近では膝くらいまでのラッセルになってしまった。「土日だから」と期待（？）していたトレースも無く、赤テープ頼りに進んで行く。平坦な所はワカンを履いている状態では登りと同じような苦労があり、予想以上に距離が稼げない。
予定していた時間に山頂に辿り着けず、山頂手前１，３ｋｍ程の所で撤退を決める。上州武尊山や足尾の山々が見える小ピークだ。
再挑戦を心に決めて、下山開始。
帰りは日没と競争しながらの下山だったが、太陽が稜線に隠れる前に下山できた。
ＢＢＲ号はチラリと僕たちを見、すまし顔で待っていた。
（記：西嶋敏也）
◆タイム 登山口8：10－河内神社9：38－山頂より1.3ｋｍ手前付近12：48～13：06－河内神社15：10－登山口16：10
◆地形図 「後閑」（「沼田」）」