丹波川・一之瀬川本流
２０１２年７月２８日
石井、 K.N
毎日暑い日が続き、水のある沢に行きたいなーと思っていた所、前から行きたかった一之瀬川本流の話があり、即、申し込みました。
念の為、石井さんはアシヒレとライフジャケットを、私は前日に上州屋でライフジャケットを買って持って行きました。
これは大変役に立ち、ゴルジュ突破も安心して楽しむことができました。
おいらん淵近くに車を止め、遡行準備をしているとパトロールの方がいらしたので水量をお聞きすると、昨日夕立があったのでいつもより少し多めとの事、
気をつけて行って下さいと丁寧なお言葉をいただき、気持ちの良い出発となりました。
橋の手前、左側から踏み跡をたどり一之瀬川に下ります。深い淵などもあり。水に浸かりながらしばらく進むと第１ゴルジュに着きました
前の記録を見ますと水中に流木があり、これを利用して難なく抜けたとありましたが、今回はなし。頭上を見ますと岩と岩の間に流木と思われる木が横切っています。多分、増水したときに押し上げられたか、流れてきた木が挟まったようです。
ここは石井さんが泳ぎだしました。すると、すぐに戻ってきて、アシヒレを着けて再度泳ぎだしました。やはり、着けていると進み方が大分違うそうです。
次は私、ザックにつかまりながら足をバタバタ泳ぎます。全然疲れないのにどんどん進みます。そうですよね、ロープで引っ張ってもらっているのですから。ライフジャケットを着けていることもあり、実に快適でした。
次のゴルジュは、泳がずに右岸水際スレスレをへつって行きました。
微妙なバランスを要求されますが落ちてもドボン、ライフジャケットを着ているので安心です。一段落をした所で私をザックピストン。続きからが一番の難所でした。上を見ますとフィックスロープと残置カラビナが１枚あり、それを利用させてもらい滝上に出ましたが、ここのへつりも大変でした。高度感もあり、あの白泡の中に落ちたらどうなるのかな、と思いながら、慎重にトラバースして行きます。カラビナの中にロープは通っているものの失敗すれば振られてしまいますので最後の着地がなかなか出来ません。思い切って飛び降りるように（高さは余りありませんが）言われ、意を決して飛びおりましたが案の定バランスを崩し、少しだけ流されました。でも、渦を巻いている白泡の所は通り越していてしかも確保されていますので安心感はあったのですが・・・飛び降りる時が怖かったです。
下を見ると後続パーティがきています。、やはり、ここで苦労したらしく後は一度も会うことがありませんでした。
次のゴルジュは右から巻き、最後のゴルジュも右から巻きました。
この最後のゴルジュは左から巻いている記録があり、左から巻こうとしましたが右を見ますと行けそうでしたので右に移り、岩はヌメッていますがホールド、スタンスもあり、フィックスロープもありましたので、最初の２〜３m位を登れば後は普通に歩いて行けました。
しばらくして大常木谷出合、この少し先で遡行を打ち切り、一之瀬林道に出ることもできますが 幅広の滝（ナイアガラの滝）、ナメ等、素晴らしくもう少し遡行したかったので４ｍCS滝の少し先の枝沢から上がる事にしました。どちらかと言うと私はゴルジュよりこの上の方が好きでのんびりとルンルン気分で歩いていました。そろそろかなと思い右岸を見ると枝沢があり、木にスーパーの袋が結んであります。
枝沢１０分で簡単に林道に出る事が出来、満足感を味わいながら林道をゆっくりと車に向かって歩き出しました。
トップの石井さんは大変だったと思いますが、私はライフジャケットとザックピストン、しっかりとした確保のお陰でで安心して楽しみながら遡行する事が出来ました。
ありがとうございました。とても楽しかったです。
（記録K.N)
コースタイム
一之瀬橋下から入渓9:00 ― 大常木谷出合13:00 ― 右岸の枝沢出合14:20
一之瀬林道14:30 ― 一之瀬橋近くの車15:08着
地図 柳沢峠