奥武蔵
顔振峠（さわね個人山行）
２０１０年１月１７日
下野善令、ガク、小松丈輔、西嶋敏也
おなじ空にみつめて
また、会えるだろうと思っている人と二度と会えなくなる事もある。それは自分の意志とは別に突然と訪れる。逆にもう会えないかもしれない、と考えていた人との再会は本当にうれしいものだ。
ヨネちゃんに教えてもらった顔振峠の茶屋に「猪鍋を食べに行こう」という事になり、ボク達は吾野駅から歩き出した。下野さんがトップの今日のパーティーの歩みは速い。林道に出たり山道に入ったりしながら峠を目指す。天気のいい太陽とハイペースが汗を噴出させる。峠に着く頃はヘロヘロになってしまった。
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「今日はどうしてこんなに早く歩いたのかな〜」
「やまづと効果です」と下野さんが答える。
身体はビールを飲むのにはいい感じになったが…。
約束の地で
ビールや酒を飲み、鍋を突っついていると店の中にじいさんが入ってきた。良く見ると見覚えのある顔だ。
「ひょっとして○○さん？」とじいさんに声をかけると、
「西嶋か？」とボクの名前を覚えていてくれた。凄くうれしかった。
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「今日はあの酒の強い女はどうした？」ヨネちゃんの事も覚えているらしい。
「いや〜、ちょっとね。嫌われちゃって」
このじいさんには去年の同じ様な時期に自宅に案内されて散々ご馳走になってしまったのだ。
しばらく酒を飲み交わし談笑した。
「またあの酒の強い女とうちに遊びに来い」とじいさんは帰っていった。
ボク達も黄昏が降りてくる前に街へと足を急がせた。（西嶋敏也）
タイム 吾野駅１１：０４−顔振峠１２：０４（大休止）−吾野駅１６：４５
地形図 「正丸峠」「原市場」